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CAST:イオン・ピオニー
『導師イオン』、マルクトにお出かけ の巻

名は残らずとも

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 マルクト帝国皇帝、ピオニー・ウパラ・マルクト9世。
 『僕』がその方に初めてお会いしたのは、グランコクマを表敬訪問したときのことだった。
「ようこそ、導師殿。お会いするのは俺の即位式以来か?」
 麗しき水の都、その玉座に坐す皇帝は、大らかで気さくな雰囲気の、けれど確かな威のある方だった。万人のなかにあってさえ特別な方だと判るような……一際目を惹く王者の魅力を持った方。どこまでも透き通るようでいて奥は窺えない、まるで水鏡の滝そのもののような瞳を前にして、僕は、『僕』が導師として立てるかどうか、ここが正念場だと肌で理解する。
「はい、お久しぶりです。陛下におかれましても、ご健勝でなりよりです」
 一礼して、顔を上げる。
 そのときの陛下の、全てを承知して飲み込んだような……奇妙に透明な微笑みは、その後のことも含めて、きっと一生忘れないと、そう思った。


「さて。導師殿に酒を勧めるわけにもいかないが……お茶くらいは誘っても宜しいだろうか。能うなら、余人を挟まず」
 ごく気軽な調子で陛下がそう仰ったのは、お互いが形式的に認証すれば良いだけとなっている案件に、滞りなく判を押した後のことだった。『不慣れ』な『僕』が何か不都合なことでもしでかすのではないかと、お目付役の大詠師は渋い顔をしたものの、これは……お互いの穏やかで良好な関係を示すには、あまりにも自然な提案。断る方が問題だと、その申し入れは「喜んで」と受け容れた。けれど、護衛や、最終的には給仕まで下がらせてしまったときは、僕も少しばかり驚いた。
 あくまでも仕事の場から、建前としては私的な場へと。気持ちを切り替えるように場所を変え……通されたサロンは、謁見の間と同様、青と白を基調としたマルクトらしい造りの一室。開放的というほど広くはなく、かといってあからさまに密談用というような狭さでもない。要所要所に配された観葉植物と清楚な花が、冷たく硬質な印象を与えがちな青を和らげ、背の低いティーテーブルや座り心地の良い椅子は、寛いだ雰囲気を演出していた。そして目の前に饗されたのは本当にお茶。僕だけでなく、陛下の前にも、酒精の類は見あたらない。なんというか、陛下は、とても『言葉通り』の方だ。
 けれど、軽いお茶でも、そのもてなしは流石に一国の主のもの。白い磁器に繊細な金の縁取りが施された茶器に、癖がなく飲みやすいお茶。少しずつ色々楽しめるように盛りつけられた、軽食を兼ねた茶菓子。見た目に美しく、食べやすく切り分けられた瑞々しい果物。それらは、多分、僕の好みに合わせられている。こういう心配りが行き届いた洗練も、マルクトらしいと言うべきだろうか。
 すっきりと品の良い風味のお茶を楽しみながら、近いような遠いような不思議な距離感の滝の音を聴く。防衛ラインを兼ねる瀑布は圧倒的な水量である筈なのに、轟音、というわけでもないのは不思議。丁度いい味や香り、音、気温に湿度。ささやかなことがすべてぴたりと快適にできているというのは、とても贅沢なことなのだな、と思う。
 そして肝心の、陛下との遣り取りは、というと。余人を挟まずということで注意深く構えていたものの、当初は、本当に雑談の域を出ないものだった。たとえば、ダアトで屡々上演されるいたずら悪魔の話とか、マルクトの港で見かけた海鳥の話とか、陛下が飼っていらっしゃるという、とても愛らしいブウサギの話とか。陛下も、どうやら、動物が好きな方らしい。
 この方にお会いするまで、マルクトの皇帝は一体どんな方なのだろうと思っていた。
 皇帝としては若いということ、即位して間もないということ。冷徹な切れ者だという話も聞けば、執務室を抜け出して遊び歩いているという話も聞いた。穏健派だとも野心家だとも、軽佻とも果断とも。そして、皇帝らしいとも、らしくないとも。情報は限られ、かつ偏っているものの、それでも随分掴み所のない方のように思った。
 けれど、実際顔を合わせてみて。ある程度、どの評価も的を外したものではないと納得した。第一印象の、皇帝然としたところは流石に一国を担う方だという風情であったけれど、席を此処に移してからの印象はまた違う。感情表現が豊かで、好奇心が旺盛で。まるで少年のよう。これ以上なく正統であるところと、規格外なところが混在している方なのだ。そのバランスが、魅力的な方だと思う。とりわけ、その場に応じた自然な笑顔を絶やさないというのは極めて印象が良く、会話が進むにつれ、僕も……その笑顔に釣られるように、いつの間にか意識的に作ったものではない微笑を浮かべていた。
 そのように、適度に打ち解けた……カップを半分ほど空けた、頃。
「ところで。導師殿をこの席にお誘いしたのは、そう遠くない昔話に付き合っていただきたいと思ってのことでな」
 話の切れ目に訪れた心地よい沈黙を拾うようにして、陛下はそう切り出した。
「昔話、ですか?」
 陛下の口調は何の気負いもなく、それこそ茶飲み話の延長のようにも思えた。
「俺には、導師殿と同じ年頃の友人がいた。年若く、明晰な頭脳の持ち主で……物事がよく見えすぎる奴だった。なまじ頭がいいだけに、自分の置かれている状況と世界の在り方に食い違いを感じて、神経を尖らせていた」
「……すべて、過去形ですね」
 同意を示すように、僅かに眇められた眼。故人の話、というのは判ったけれど、その話を、どうして僕になさるのだろうと疑問に思う。
 後々、僕はこのときのことを随分油断していたと思い返すことになる。難関だと思われた謁見と会談を無事に乗り切って、気が弛んでいたのだと。陛下はとてもフェアな方。本題に入るときちんと仄めかして下さったのだから、その時点で、これは形式的には雑談でも、本質的なところでその類では有り得ないと察するべきであったのに。
「奴は、印象的な子供でな。本人の持つ能力に、精神的な成熟が追いついていなかった。好んで仄暗い淵へと足を突っ込みたがるような、そんな危なっかしいところがあって……俺はそういう子供に関わる巡り合わせなのだと思ったものだ」
「巡り合わせ……」
 陛下は意味ありげな微笑ひとつで応え、そのまま言を継いだ。
「虚無を身体の裡に飼い、世界の一切を嘲笑うことで均衡を保っているような子供だった。生きることも死ぬことも、意味がないと思い込んでいたんだろうな。真綿に仕込んだ刃のような言葉も、黒い微笑も……俺には淋しい淋しい淋しいと、全力で叫んでいるようにしか見えなかった」
 僕は、言葉を言葉として捉えるだけで、その裏に含まれているものに気付いていなかった。陛下が、ひとりの子供の死を、心から悲しんでいると、そのことだけしか酌み取れなかった。
 本来、とても覇気に満ちた力強い方なのだと思う。けれど、淡々と言葉を紡ぐさまは、微笑を湛えていても、酷く傷ついているようにしか見えなくて……その様がとても印象的で、他に気が回らなかった、というのは言い訳にしかならない。けれど、『知らないこと』が、向こう見ずが由縁とはいえ、力になることもある。このときの僕がそうだった。多分、普段、弱音など吐かない……一瞥でそれと判るような方の悄然とした姿は、胸に迫る。力になって差し上げたいと、それだけを思う。
 僕は席を立ち、椅子に腰掛けたままの陛下の傍に添い、ゆっくりと腕を伸ばした。そして、拒絶する様子がないことを見て取ってから、陛下の首に腕を回して、慰めるように抱き寄せる。
「……非礼にあたらなければ宜しいのですが」
「いや、有り難う」
 ことり、と。僅かに力を抜いて肩に落ちた額。頬に触れる艶やかな髪に、なんとなく、アリエッタの連れていたライガを思い出す。誇り高い金色の獣。……勿論、陛下の懐こい仕草は『つい』『思わず』手を伸ばしてしまった僕に恥をかかせないよう慮った『人』の気遣いだと、判らないわけではないけれど。
「導師殿は、優しい方だな」
「僕は、これでも宗教家ですから」
 冗談めかして、笑う。そう、あくまでも冗談のように。
「預言を詠むことだけが、人を救う道というわけでもないでしょう」
「成程。導師殿はそうお考えなわけか」
 言葉を吟味するように呟き、陛下は首を擡げた。そこに、先程まで顕れていた、笑顔で痛みを糊塗するような翳りは最早、ない。
「話を元に戻すが……俺は、奴と約束をした。奴が生きていたことを覚えていると。僕がいなくなっても判りっこないくせにと嗤う奴に、看取ることは叶わなくとも、いなくなれば必ず判る、と」
 いなくなる。
 その、奇妙な言い回しに引っ掛かる。僕の思い違いで……ひょっとして、故人の話というわけではないのだろうか。
「失礼ですが、いなくなったことに気付く、とは……」
「導師殿が、導師殿として俺の前に現れたからな」
 さらりと、告げられた言葉。
 意味もよく理解できないまま、ゆっくりと、息を、のむ。
 即位式以来かという、周到な疑問形。奇妙に透明な微笑。僕と同じ年頃の。明晰な頭脳と高い能力を持った子供。僕が僕としてここにいるから。眩暈のようにぐるぐると回る思考の渦。陛下の言う『奴』とは僕の……僕の……。そして、陛下は、僕が『彼』自身ではないと、気付いていらっしゃる。
 陛下の悲しみに偽りはなくても。けれど、それだけではない。この方が、僕の前に晒したのは弱音などではない。むしろそれは、ダアトの喉元を押さえる、切り札。
「流石に、聡い」
 考えを巡らすようでいて、その実、呆然としていたのだろう。苦笑を含んだ陛下の声に、情けないほど狼狽える。ああ、駄目だ。これでは肯定してしまったも同然。
「陛……下」
「怯えないでくれないか。脅すつもりなどないのだから」
 耳元に落ちる、穏やかな、囁き。その言葉と腕が、僕をやんわりとくるむ。宥めるように、労るように。まるで先程のお返しとでもいうような、優しい仕草。
「ここにいるのは、導師殿と俺と、二人だけだ」
 慰撫する声は、子守唄のように柔らかい。
「それともこう言った方が、安心していただけるかな。少なくとも教団関係者の耳はない、と」
 そう、だ。
 『僕』は教団にとって諸刃の剣。しかも、替えが利く。僕の身の安全だけを問うのなら、皮肉なことに、マルクトより教団の方が危険ですらある。
 そして、その上。今までの会話を冷静に思い起こしてみると、陛下は固有名詞や明確な身体的特徴を口にすることは避けていらっしゃる。たとえ話を聞かれたとしても、ある程度の予備知識や情報がなければ、単なる昔話に過ぎない……その線を外してはいない。この方が、『僕』が『彼』ではないと確信を得たのはおそらく、つい先程、謁見の間でのこと。そしてそれから此処に移動するまで、陛下とはずっと一緒であったし、こっそり誰かに指示を出すような素振りも見せなかった。ならば、そう、『少なくとも』今、事態が動くということはない。
 ともかく、現在の『導師』は『僕』なのだから、しゃんとしなきゃ。
 息を吐いて、背筋を伸ばす。それに合わせて、というより邪魔をしないように、という風情に離れた陛下の腕。その気遣いに、ひとつにこりと微笑んでみせる。
「すみません、取り乱して」
「いや。導師殿にはこの話を聞いていただきたかったが……無論、奴と導師殿は別人だ。奴と俺とのことで、導師殿に何か背負わせるつもりはないことだけは、御理解いただきたい」
 やはり陛下は、『僕』がどういう『もの』であるのか、御存知だ。そして、僕にそのつもりはなくても……『僕』は『彼』のあるべき場所を奪ってしまっていることも。僕が此処にいるということは、『彼』の死は明らかにされないということ。そう、好むと好まざると陛下の友人である『彼』の存在を喰らっている僕に、陛下は、背負わせるつもりはないと……そのことを責めはしないと、そう仰って下さっている、のだ。
 でも、それなら。この話にはどういう意味があるだろう。
 陛下は。余人を挟まず、迂遠な言い回しを選ばれた。それらの配慮を鑑みると、今のところは言葉通り、脅すつもりはないのだろう。では、陛下の狙いは何処なのか。陛下と『彼』が、個人的に友誼を結んでいたことは、おそらくダアトも把握していない。『彼』が、陛下に何をどこまで打ち明けたのかも判らない。この情報の足りなさは、もう、どうしようもない。
「……陛下は、何を御存知なのですか」
「俺は譜術の国、マルクトの皇帝だ。まあそれだけというわけでもないが、これも巡り合わせで……ある理論と技術に心当たりがある」
 苦渋の滲む、笑顔。
「いつか、な。導師殿のような方が、俺の目の前に現れるだろうと思っていた。その一人目がダアトの最高指導者というのは流石に意表を突かれたが、改めて思うとむしろ納得というか」
「……お話が、判りません」
 白々しいと、判っていても。『導師』として、認めるわけにはいかない。三文芝居であるけれど、認められないという意志を示さなければならない。
「ああ、そうだな。勿論、そうだろう」
 陛下は。僕の意図を正しく酌んで下さる。そして圧倒的な優位にありながら、常に一歩引いて下さる。でも、そうして下さる理由が判らない。
「導師殿。謁見の間で、『即位式以来』『久しぶり』という会話をしたこと、それが公式だ」
「はい」
「子供の死は悼ましく、友ともなればそれは悲しい。けれど俺は政治家で、ある意味、導師殿も」
「……はい」
「技術や情報はどれほど止めようとしても流出するものだ。必ず露見する。だが、それは今ではない。導師殿はこの隙に、有無を言わさぬ実績を作ってしまえばいい」
 無造作にそう言ってのけ、ただあまり時間はない、と瞑目した。
「これから、世界は動く」
 すうっと開かれた青い瞳。一瞬、此処が謁見の間であるかのように錯覚する。皇帝とは座る椅子を玉座に変えてしまうような存在なのだなと、頭の片隅でちらりと思う。
「国政に携わる者に特有の、政情を読みとる皮膚感覚。我が友の、少々毒のある助言。それらは、これから1・2年が要になると告げている」
「宜しいのですか、僕にそんなことを仰って」
 もう少し様子を見るつもりだったんだがな、と悪戯っぽく肩を竦め、そしてまた一息で鷹揚でありながら真摯な表情に戻る。見惚れている場合ではないと承知しつつ、なんて見事な話の継ぎ方なのだろうと思う。口調や表情、仕草に緩急があり、それがなめらかに切り替わるたび、惹き込まれ魅了されるような感覚を味わう。
「預言だけが人を救う道ではない。非公式とはいえ、マルクトの皇帝の前で意図的にそう言える方なら、今後手を携えることができると、そう判断した。本来、信頼は時間を掛けて築くものだが、あまり猶予もないことだしな。手っ取り早く話を進められるなら、それに越したことはない」
 そう言うと陛下は徐に立ち上がり、僕の前に片膝を付いた。それは礼、ではなく。僕個人と対等に視線を合わせる為のもの。
「改めて、友人となっていただけるだろうか、イオン殿」
 ああ、落としどころは、此処だったのか。
 この方は、どこまで柔軟なのだろう。
 考えるまでもなく、『僕』は、この方にとって……まず間違いなく悪い意味で、青天の霹靂であったはずなのに。真っ当な『人』ですらない僕を……全てとは言わないまでも核の部分は承知した上で、等しく、誠意を持って対応して下さっている。他でもない『僕』自身を見て。それを思うと、胸の奥がじんわりと暖かい。
 『僕』はローレライ教団の導師、それ以外の何者でもない。けれど導師としての務めが、この方の見つめる未来と同じ方を向いているなら、手を携えることに否やもない。導師としての僕は……ローレライ教団は、預言成就のための不自然な工作に力を入れるより、人を救う道としての宗教に立ち返るべきだと思う。けれど、代替品にすぎない僕の立場はとても微妙だ。マルクトの皇帝に、預言だけが全てではないと告げるのは賭でもあった。けれど陛下は、僕の意を斟酌した上で信頼という言葉を与えて下さった。現状の僕にとって、教団の外に味方がいるというのはとても心強い。
 と。咄嗟にそういう計算をしてしまうのは、陛下の言葉通り、僕もある意味政治家だから、なのだろう。けれど。けれど今ひとときだけは、個人として嬉しい気持ちのまま、行動してもいいだろうか。だってこの方は僕に、僕自身に、『友人』と……、友人になっていただけるかと、そう仰って下さった!
 差し伸べられた陛下の手を両手で包む。大きくて暖かい手はあまりにもイメージ通りで、つい口許が綻びる。僕はあまりにも身体が弱い。今後、再びこの方にお会いできるかどうかも定かではない。それを思うと、此処にこうして居られることが、とても貴重なことのように感じられる。ああ、ひょっとしたら『彼』も。この方の前で、同じように思ったかもしれない。嬉しいような、哀しいような、胸が締め付けられるような気持ち。僕は泣いたことなどないけれど、泣きたいような気持ちとは、こういう気持ち、なのかも、しれない。
「陛下……ピオニー陛下。僕は、陛下に『覚えている』と仰って貰えた『奴』という人を、とても羨ましく思います」
 そう、羨ましいと、思う。所詮僕はスペアのひとつでしかない。けれど、この方は……僕と『彼』を一目で見分けたこの方は、間違いなく『僕』を覚えていて下さる。おそらくは長く持たない、そしてその穴はまた別のレプリカが埋め、『僕』は存在した事実さえ残らない……そんな僕にとって、『僕』自身を覚えていてくれる人がいること、そしてそれがこの方というのは、なんという福音だろう!
 心の奥から沸き上がる想いのまま、僕の手の中の指先に、額をそっと押し当てる。
「こちらこそ、宜しくお願いします」

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【あとがき】
インゴベルト陛下と偽姫ナタリアの和解直前、インゴベルト陛下の私室でのイベントで、イオン様が『アクゼリュスに使者を送った思惑など知りたくもない、けれど私はピオニー陛下から和平の使者を任されており、ピオニー陛下の私に対する信頼をキムラスカの思惑などで損なうつもりはない』というような主旨の台詞を言いますが、珍しく強硬な様子にちょっと引っ掛かったのでした。(レプリカの)イオン様って陛下と面識があったり……直接的な信頼関係があったりする、の? ああ、あって欲しい、否、あるべきた、あったに違いない! ということで『あってみた』お話なのでした。
オリジナルのイオン様と陛下も書いてみたかったので、(出来はともかく)仄めかし程度にでも書けて満足。
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